君に、ありがとうございます。

好きなアイドルについて。

リューンを見た。

 

 

タイトルが思いつかないが悔しいぜ…という感想。 もうよく分からん!笑

 

 

※※※ものすごいネタバレ ネタバレしかない※※※

 

リューン~風の魔法と滅びの剣~ 再演、福岡久留米公演 2019/07/03を観劇してきたのでその感想。初の丈橋現場だった&生まれて初めての舞台観劇だったのでレポとかではありません。本当にただの自分の為だけのメモ起こし的なやつ。ビジュアル感想とかの方が多い。歌は正直「すごかった!!!!」という事以外覚えていなくてごめん。ネタバレ回避しほぼほぼあらすじのみ読んで1回のみ観劇した感想(そしてこの感想読み終わったらようやくパンフ読む!長かった!笑)なので、ストーリーの流れとかを詳しくは覚えてないです。メモもチューハイぐびぐびした後に書いたので前後勘違いしているとこもあるかもしれない。ひとまず、繰り返し見ていくと変化するだろう初見感想です。

 

※このブログは「自分が何度でも読み返したくなる形」で書いているのでひたすら長いです

 

 

 

 

 

 

 

 

双眼鏡くん、ありがとう

2階席から双眼鏡を駆使しまくっての観劇。8倍でちょうどのぞきこんだ円の中に、頭のてっぺんからつま先まで2人の体がジャストサイズに収まる距離だったので私は双眼鏡大好きマンになってしまった。ありがとうコールマン。ありがとうちょっと悩んだけど自分なりに奮発した8千円台の双眼鏡(まず感謝を述べるぐらいに双眼鏡にはお世話になった)
×25はやっぱり×21と違いがある。のぞいたときの視野の大きさと明るさが私の中ではベストでした。

 

 

はじまり
舞台の基本設計はシンプル。中心を囲むようにぐるりと半月状のせり(というの?)があるのみ。まいジャニで聞いたことのある、摩訶不思議でそわそわするハーモニーと音から物語は始まる。
浮かび上がる光の玉、2人が演じるリューン・フローとリューン・ダイ。
フローもダイも、声がとってもかわいい。少年らしさ溢れる声。フローを思わず「フローくん」と呼んでしまうぐらいには声がふわーというぐらいにかわいい。


ルトフの里の楽しさいっぱいの場面。元気に駆け回る2人がとてもかわいい。普段の丈橋もそうなんだけど、同じ身長で見た目でぱっと分かる違いがよい。カマド亭でのご飯はみんなとっても楽しそうだし、エルカがとってもかわいいし、パンの食べさせあいもおふざけも表情ゆたかでにこにこしてしまった。
2人での歌声。里を走りながらの歌も。存在感のあるダイの声、控えめなようでずっと添うようなフローの声。少年2人の笑顔がかわいい。

 

一座の公演、ダイの演技中の謎の動きなんなの(笑)かわいいな(笑)あ~笑った。エルカがうまく引き寄せられなくて自力で袖にはけるフローも、そのあと一生懸命紐をひっぱる2人もかわいい。しかしエルカが本当にかわいくてたまげた。ずっとずっとかわいかった。世が世なら(?)私はエルカのおっかけしてるわ。ピンクの髪型にあのお衣裳が似合うってどういうこと???ダイ・エルカ・フローがかたまっている時のシルエット!宝物のような見た目だなぁと思った。小さくてまだまだ3人とも少年と少女で、それが見た目で分かるって本当に贅沢だしすばらしいしかわいくないですか。この3人が舞台の中心。なんて素敵なんだろう。いま思い出してもなんだかそれだけで泣けちゃうぜ。エルカ、表情もそうなんだけど声がずーっとかわいくて、見ていて飽きなかったな…


エルカがこっそり持ち出してきたもの。泉で3人でいっせいに呪文を唱え、滅びの剣が現れて。
タイミングが重なって、ルフトの里に敵がやってくる。その敵の顔を見て、フローとダイの過去が語られる。

ここでの2人の歌は重々しくて悲しくて苦しい。ダイの憎しみはびっくりするぐらいに共感できてしまうのがつらかった。そのとき力があれば、と思い続けてきたダイにとって、滅びの剣に選ばれてしまったのはなんともいえない流れよな…選ばれたというか、明確な意志でその剣を掴んだダイを見たから…さわっていいの?ダメじゃない?気をつけて…?と思っているうちに物語は次に進んでいく。

自分の意志ではなく、里の人々をも殺してしまったダイ。吊り上げられたダイが叫んだ声が頭に響く。すごい、すごい明確な苦しみ。ここってさ、物語の肝でもあるし流れは鉄板なわけですよ。ダイもフローもすごかった。ダイの声、叫ぶとき「フロー!」じゃなくて「リューン!」て叫んでましたよね???それがなぜなんだろうって妙に残ってるんだけど…苦しい声だったな。でもちゃんとダイの少年らしさの残る苦しみの声で、それがまた、なんかこう………いやつらいな…?ていう妙なじわじわが残る感じ(日本語で表現できん)


里を出て行ったダイ。そんなダイを追いかけ「ダイを殺して」助ける、というフロー。里の人の静止を、だって約束したんだ、と言うフロー。エルカとファンルンも一緒に、3人でダイを追いかける。
舞台真ん中、船に乗る3人。風が彼らの髪束をなびかせているのだけど、そのときのフローの顔がやばい(語彙力ゼロ)
めちゃくちゃすごい顔してる、この時のフロー。マジで…世界の中心お前かよ、みたいな…(語彙力ゼロとしてもこの表現なんかおかしいな)舞台見たあと1人でもつ鍋食べながらちょこちょこ思いだしメモ取っていたんですけど、『いやいや主人公顔かよ』という謎のつっこみ書いてた。いやびっくらこいたんだよな…フロー主人公だからおちつけよ私は。

 

~2幕~

奴隷の島でのお話から。滅びの剣と対峙するための武器を手に入れる為に島に上陸する3人と、その島でずっとずっと苦しい生活を続けている住民とのやり取り。
剣と引き換えにしても、腕をさしだすフローが素直すぎて。その場にいた人の義手の当たり前感もあってなのかもしれないけど、あの若さでいいよ、と言ってしまうのが…いやでもそれが若さゆえなの?「いいよ」という言葉の響きも、ちょっとなんかこう、いきおいつけて、じゃないけど…フローやめてよ自分を大事にして???と思ってしまった。

洞窟でのヤッホー!みたいな歌遊びが楽しくてかわいい。エルカがとってもかわいいな。エルカがいることが、ダイとフローにとってどれだけ救われたか、をこの感想書きながらいまさら思い返しているよ。にこにこしていておてんばで元気で、前向きで明るくてかわいいエルカ。ちょっとお調子乗りなとこもちょーかわいいな?!本当にかわいい。風の声をきけることを褒めるエルカが素敵だったし、役に立たないし、とちょっといじけるフローも猛烈にかわいくて双眼鏡を持つ手が震えた。「おやすみ、エルカ」が聴けたので私はもう悔いはないです(早い)

 


=====やばい扉の話======

フローがやられているシーンがけっこう長くあるのがすごかった。腕を試し切りさせたのは音も演出も衝撃だったから目をそらせたけど、ファンルンの仲間に囲まれて吹き矢でじわじわ追い詰められるフローとか、縛られてムチで叩かれるフローとかは、なんかこう、逆に目が離せないというか。
フローほんとすごくて。なんかこう、いけないものを見ている気分になるぐらいに、少年がじわじわ追いつめられて仕留められちゃうのがリアルで、双眼鏡でのぞきこみながら「いやいや…いやいや」と思ってしまったよ。まぁ私のただの感想ブログなので書いてしまうけど色っぽいんだよなフローくん。抵抗しつつも抗えなくて、何度目かの吹き矢を体に打ち込まれて、必死に抵抗するけどふらふらになって倒れこんでしまうリューン・フロー。
2階席から見下ろしたフローの、瞼を閉じた顔が信じられないぐらいに美しかった。神々しいぐらいに。はぁはぁ息がきれているのが覆いかぶさってしまったマントの端の動きで分かったけど、それにしたってやばい顔面だった。「この顔沼、ずーっと見てられる!」というアドリブに笑みをこらえきれないフローはめちゃくちゃかわいかったけど、それにしても担がれるのが似合うってすごくない?(日本語がおかしい)いやだってあれ丈くんが演じてるんだよ?丈くんだよ?丈くんが追いつめられてやられちゃって担がれて運ばれるのがこんなに似合うとかすごくない?
フローの体はふらふらしていると本当に細くて少年で、あんなに簡単に連れ去られてしまって…とあぜんとするぐらいだった。それぐらい、動きがすごくリアルで、うう…もうやめてよー!と手に汗にぎってしまった。
この「フローが痛めつけられている」シーンは随所随所に出てきてしまってつらいんだけど、目をそらさせない絶妙な見た目が保たれているのが本当にすごいなと。普通の感想でごめん。うう、と思って目をそらしたいんだけどそらせない、フローの表情が美しすぎて。それって大丈夫か(私の頭が)と思いながらも、かなり真剣に見てしまった。腕とか喉とか耳は分かりやすく目をそらさせるタイミングでの演出効果があったけど、たたただ縛られたり囲まれたりとかはじーっと見ちゃうの、絶妙だったな。
(興奮していて話長くてごめん)

 

ダイと黒い獣のシーンはどれもずっと圧巻だった。本当にすごかった。ダイの少年らしさの残る体も、その動きも、コントロールできないパワーであっちへこっちへ動くのがすごかった。子供みたいに楽しくて仕方がない、みたいに笑う顔も、やだやだ、と抵抗するのもどちらも苦しい。ダイのそういう狂気というか、剣に取りつかれているとき、ダイにも目をそらしたいけどそらせない何かがある。獣がふといなくなった時があるとして、この激情がこと切れる瞬間があるとして、そうしたときのダイのほうが見ていられないかもしれない。剣に取りつかれ舞台の上を信じられないパワーで動くダイの体はもう理由がわかるじゃないですか、「憑りつかれている」っていう明確な理由が。でもそれがまぜこぜになったりしているときはつらかったけど「やめてよもう…」という気持ちでハラハラしつつまだ見れたよ。

でも2人の対立だよな…正直、フローの耳とか声とかもう物語の順番もちょっと覚えてないけど2人が剣を交えるのはもう一番つらかった。ここらへん記憶がない!けど、声が戻ったときのフローの声とか、ダイが正気を取戻しつつの感じとか。
というかメモももうカーテンコールのことしか書いてない(苦笑)最後にひとこと「すごい」とだけ書いてあった。二人の拳が重ならなかったのとか。もーやめろーーーーーー里に戻って温かいお風呂に入っておいしいご飯を食べてきれいな寝床で寝てくれ!!!!!!!!!という気持ちに今はなっている。
パンフレットの「約束」の歌の歌詞を見て、ううう…てなってる……

 

 

◇見やすく、センスの良い舞台演出
舞台とっても見やすかったし演出も凝っていてでも複雑すぎなくてファンタジーなのに今時のセンスの良さも感じられて最高じゃないです????すっごくかわいかったしかっこよかったし妖艶だったし摩訶不思議だったしセンスが良い。風、波、プロジェクトマッピングもそうなんだけど、布と光、ピエロのような高い位置で動くので動物を表したりとか、そういうのが分かりやすいけど幼稚すぎない、その絶妙さがすごかった。楽しかったマジで…2階席で見れたのもあってすごい楽しめた。

  

 

 


////////それぞれの感想/////////

 

リューン・フローの少年らしい美しさと謎のぼやけ感
丈くんの美しさが際だつときってどういう時?の無数にある中の1つの答えがさいたまスーパーアリーナ公演にあった気がするのです。それは無自覚であるからこそかな、と思ったりなんだりしていたんだけど。かの宇多田ヒカルさんもおっしゃっていた「疲れている人って色っぽいじゃないですか」(たしか堂本兄弟発言)みたいなところの美しさ。汗だくで、動きがとかじゃなくて輪郭がなんだか少し気だるげで、それでも瞳に生命力があって顔面からパワーが発光されている感じ。
丈くんのお顔の強さってパワーというか、本人の心から放出されている何かが絶対作用しているでしょって思っているんですけど(変な表現になってしまうけど本当に何か明確な放出エネルギーがある気がするよ、出す!!!という明確な意志コントロールがある感じ。なんか嵐の翔くんの持つ顔面力と同じ気がしているのだけどどうだろう)(あれだけ出す!という明確なパワーって本人の心にめちゃくちゃよるところあると思っているので)(ただの雑談長くね???)

話を戻すと、リューン・フローの姿、格好で記者会見受けたりILAND動画撮っているときの丈くんは当たり前に丈くんで、目がきらきらしてるな~濃い舞台メイクも謎の髪型も衣装もあまり不自然じゃないってどういう体のバランスと顔面力持ってるの?と見ていたんだけど。でもその時の丈くんって当たり前に丈くんで。
で、リューン・フローはやっぱりちがくて、なんとなくほわっとしている感じがある。舞台上って光も暗闇も目まぐるしいじゃないですか。でも、ダイは白い体とその体躯もあってか具体的というかリアルなんだけど、フローってときどき輪郭がほわっとぼやける感じがあったんですよね私には。色合いもちょっとやわらかめ、絶妙にグレーぽい髪の色も腕のシルエットがはっきり出ない長そでの服とかも作用してか、本当になんとなくなんだけど。ダイは自分の意志と翻弄されている滅びの剣の力で身体がうごいている感じがするけど、フローはなんだか、まったく別のところから私はフローを見ているの?と思うぐらいに思えた時もあったというか。
一番最初に登場して、きらきらした目で里で過ごすフローと違う感じというか。

ストーリーの序盤、ダイが剣を手にしてしまう前の一幕の中で、フローは本当に色んな表情をしていて。エルカとふざけあって、ダイともふざけあって、ファンルンをちょっと邪見にしたりして。とくにファンルンとやり取りする時のフローはとってもかわいくて、幼くて。
ただ、風の声を聞いたり、剣を手に取ってしまったエルカを最初に止めたり、ダイにも言い聞かせるように歌ったり、剣を持って里を出ていってしまったダイのことを「殺す」と言い、そんなこと、と驚く里の人に「だって約束したんだ!」と悲痛に叫ぶフローは、なんだか輪郭がちょっとぼやけているというか。
とくに、ダイを落ち着かせるように歌いながら抱きしめるフローは、なんだか心が良い意味でざわざわした。フロー、実は何かを隠し持っているの?とか思っちゃうぐらいに、(私にとっては)感動だけで見れるシーンではないように映ったのはどうしてだろう。
風と一緒に消えてしまうんじゃないか?それさえフローは見越してここにいるんじゃないか?ただの妄想だったけど、目が離せない空気があった。それがまた普段の丈くんとまったく別ベクトルでの引き寄せ方というか。「見て!!!」という惹きつけるパワーじゃなくて、引いて行ってしまいそうな儚さに吸い寄せられる感じ?

いやでもここまで書いておいてあれかも、私がフローの心境にすぐにはついていけていないだけかも。なんていうか風の子というかあなたは神の子なの?というぐらいに達観…達観、とも表現しづらいけど。めちゃくちゃ分かるよ、気持ちは。でも、フローの声がまっすぐすぎて、表情も動きも子供でさ。ダイは昔のことを憎しみを含めて忘れられなさそうだけど、フローは昔のこと思い出すだけで身体固くして顔をふせるだけなのに、どうしてあんなにもとまどいなく動くんだろう心が、と思って。
そういうのが初見の私にはけっこう不思議で、なんかただただきれいで純粋なものってあるわけなくないですか?みたいな気持ちなんだよな~。でもフローって本当にただただ少年で、真っ直ぐにダイのこと考えてるって分かるからこそ、余計に輪郭がぼやけているような感じに見えたのかな~。これ、ストーリーちゃんと私が噛み砕けて改めて同じものを見たらまったく違う感想を持つかも。リューン、そういう思い出しながら考えることがいくつかって、なぞ解きみたいで楽しい。

フローが明確に輪郭を持って感じられるのって、エルカと一緒の時だったりしたかなぁ。滅びの剣が復活した後はもう、ダイと一緒にのときはさらに達観している感じがしたけど、もう色々あったあとだけどエルカがダイとフローの両肩を抱き込んで「2人が里に来た」みたいな歌うたっているときは、ダイももちろん、フローもしっかり輪郭が見えた気がして、かわいくてほっとした。
とにかくとにかく、フローは美しかった。そしてその美しさとまっすぐさで、時折全てを見通して受け入れてしまったようなふしぎな雰囲気を持つ少年にも見えた。芯は強くて真っ直ぐだけど、それがすぎるとなんかこうふわふわするんだなという勝手な感想です。端的に言うとダイよりフローのがやばない?みたいな(言葉がチャラくてごめん)

 あと、どのタイミングかは正直覚えていないのだけど、1人で歌う、低すぎないキーの歌が、まさに等身大のフローなのかな、と思って、そこがすごい残ってる。歌は覚えてないけど……皆さんどうしてそんなに覚えているの?すごい、繰り返し見ているとしても、耳コピできる人本当に尊敬する。なんかこう、すごい歌声だったな、という記憶とメモはある。

 


リューン・ダイの、分かりやすくて泣けてしまう心境変化と素直な体 

ダイ、フォルムがすごく絶妙。板の上で見たときのバランスが丈橋とってもよくてびびった。これ、衣裳を着た会見でもCMとかで使われていた去年の映像でもそこまで強烈には思わなかったのに、2人が登場して、板の上に立って、それを私が双眼鏡で覗き込んで頭のてっぺんからつま先までを瞳に収めた瞬間に思ったストレートな感想だったから本当に不思議だった。
一幕での、明るい里で楽しそうに生きるダイの髪のグラデーションに心奪われた。きらきらしていてとっても綺麗。正面からの表情はかわいくてときどきかっこよくて、横顔は儚く綺麗。メイクが似合っていて、でも女性らしさはあまりない、不思議な見た目。
にこにこ元気で、言葉はストレート。飾らない言葉はフローも同じかもしれないけど、ダイの言葉は謎の共感がまっさきにくる。苦しさも憎しみも、そうだよな、と想像が容易くて、だからこそ黒い獣に抵抗したくてもできない、行き来しながら苦しみ体を動かされていくダイを見ているのは苦しかったし、それでもその動きが本当にすごくて目が離せなかった。
体も心もパワーがいるだろうな~。身のこなしというか、体の動きが少年らしさがあったのなんだろう。動いても動いても残っている、普段なら自慢になるだろう体力とパワーが、舞台の端から端まで動かされている。ダイは、体の白さ、筋肉のうっすらついた腕のラインとかが、少年の逞しさとして出ていてビジュアルも動きもとっても説得力あったな。白くてやわらかそうな肉体も成長途中の少年ぽさが宿っていて、それが自分の意志で、はたまた滅びの剣のすさまじいパワーで動かされていくのが生々しい。暗転の中、汗をぬぐう瞬間を双眼鏡で見ていたのだけど、いやにゆっくり顔をぬぐっていて(後ろ向きです)、それがもう不気味だった…
で、ここで言うのもなんだけどメモしてたから書く、脇が美しい。すごいぞあれは。肌の透明感というか、なんていうの、それも成長途中ぽさがあって本当に生命力に溢れた男の子だった~。
歌声も本当にすごかった。まっすぐで苦しいぐらい。剣を手にして鞘から抜く前の、苦しそうな歌声も。里を駆け巡っていた、楽しそうな歌声も。どれもすごかった。やばかった。どういう声の持ち主なの?そんでなんかこう、あれなんだよ。言葉選ぶの難しいけど、めちゃくちゃダイ。少年。これすごくないか、歌ってこんなにも分かりやすく感情乗るの、ぐらいのくるしさとかあったよね……やめろーーーーやめてくれ、だからあたたかい寝床を誰か用意してくれ、何も心配いらない夜を準備してくれ、と切に願ってしまったよ。里から消えてしまうダイの、つりさげられているところでの声も苦しくて、わー!となってしまった。ダイは、フローたちが旅している間どう過ごしたんだろう…とか想像すると苦しすぎる…

 

 

それにしてもみんなすごい

それにしても丈橋の体力と心のパワーってなんだろう。演者の皆様そうだけど、あの舞台を練習でつくりあげて、完成させたってすごくない。偶然の産物ではなく、積み重ねた経験値と去年得たものと今回さらに積み上げたものでこの完成度で上演しているのやばくない。
私は舞台観劇が初めてだったのもあって比べる何かもないのだけど、本当にこのお仕事を他のことと並行してここまで持ってきたのやばない?そして私たちの前で歌ったり踊ったりしゃあなしやで、みたいな顔してアイス食べさせあったり楽しいラジオお届けしてくれたりしているのすごくない??と思った。純粋に尊敬した。本当にすごい人達だと思った。

カーテンコールがかわいくて、皆さんのつぶやきやらブログやらで延々去年のを辿ったカーテンコールを、私も見ているのが不思議だった。2人ともすっかり丈くんと大橋くんで、丈くんがちらちら大橋くんを見てて、大橋くんは一生懸命お話してくれて、あらためてすげーーーーーーーと思いながら拍手してた。
いやでもリューンて不思議だな、私はなんかこう、もう一度見たい、改めて見たいシーンたくさんある!という気持ちとともに、今のこのままでそっとしておきたい!理解が深まったらなんかこう、あれ!(どれ)という気持ちにもなった。いやーすごかった。

 

リューン・フローとリューン・ダイは、互いにしか分からない関係性があるだろうけれど、2人は2人だけでは生きていけないまだまだ少年で里の人たちも大好きだから、なんというか、特別で特殊で、これから変わるようでもあり変わらないようでもあり…みたいな。ダイが里から消えてしまうあのシーンも、エルカと3人で楽しそうにしているシーンも、もう一度見たいし、謎に見たくないんだよ。不思議な気持ちと感想である。

  

というわけで長くなりすぎてまとめ方も良く分からない感想。とにかく本当に見れて良かったな~という気持ち。丈橋にとってターニングポイントになっただろう舞台、そして私はタイミング的にはそのリアルタイムを見ていないのですけど、カーテンコールのときにきらきら嬉しそうにばいばいする2人がすごいかわいくて、めちゃくちゃ拍手して帰ってきました。少年を演じるという意味でも、見ることができてすごく嬉しかった。


ひとつだけもう一度見れるのなら、エルカと3人で泉へ行って、紙に書かれた呪文?をのぞきこみながらファンルンをのけ者扱い(笑)している場面かも。本当に3人のフォルムが奇跡みたいにかわいくて、若い見た目もあって、思い返すと「かけがえのない今」みたいな気持ちになってくる。ただただひたすらに尊い、なんでもない3人のシーンだったんだな、て思うと、そしてそこから物語が動き出してしまうんだって思うと、次に見たときにはどう思うんだろう。いや…やっぱり、嬉しそうに一座のもとへ向かう、里を駆ける2人かも。正直、吹き矢にやられてどんどん体が言う事効かなくなるフローをもう一度見たいし、黒い獣に憑りつかれたダイももう一度見たい。

 

映像化は難しいです、と公式が発表していましたよね。サントラというか、歌だけでも聴きたいけど、再々演も願いたいし、でもぐらぐらしているし。丈橋ってすごいなー、色んな人を夢中にさせるリューンてすごいな。「私は果たしてリューンを見た後に1人で電車に乗れるのか?」と勝手に心配していましたが、特急に乗るために商店街をひたすら走って帰れたので、そこもちょっと面白かったです。


本当に見れてよかったし、丈橋そしてカンパニーの皆様は本当にすごかった。「演者として生きる」ひとたちのすごさを目の当たりにしたし、「死ぬまで舞台に立ちたいしその為に今必死に頑張っている」と雑誌で語った丈くんを思い浮かべていますよ。
今日、そして明日は広島。大千秋楽だ。
走り抜けてくれるだろうことを勝手に想像しつつ、「大千秋楽ではたして丈橋ハグはどうなる????」というぐらいの楽しみ方が私にはいいかもしれない…とも思った。丈橋の夢を応援するので、素敵な景色やかけがえのない経験が彼らにふりそそぎますように、と願いつつハグカーテンコールレポを待ってます!!!(結局それ)

 

 

 

いままさにパンフレット読み始めたのだけど、

めちゃくちゃイケてるお顔の下に「2018年のパンフレットより:もしも魔法が使えたら」引用されてきている藤原丈一郎めちゃくちゃかわいくない???最高。

 

「ママ~(笑)」な大橋くんすごいな。手のひらで転がされたいとか別に、思ってないからね!!というツン出しながらめっちゃ転がされているの自覚してる。もう別にいいと思う………なんでもいいわ……かわいいね……(謎の境地)