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隠し砦の三悪人。


やっと見てきました。感想を書いておきます。が、映画嫌いの松潤ファンが書いたものですので。




私が映画を苦手とするのは「誰か一人でも死んでしまうシーンがあるのが嫌だから」、です。タイタニックを見た時に思い知らされたんで、それからは本当に全然映画を見ていません。2時間サスペンスみたいに、ドラドラ〜という音と共に明らかに被害者が殺されてしまいそうな感じならまだなんとか、だけど、いきなりビュっとか予想できないとこでバタバタっとかが本当に嫌で。

とか何とかいってるけど、人生初の一人映画が「隠し砦の三悪人」ですよ。もう、わかっちゃいるけど刀びゅんびゅんふりまわしてるので、持参していたタオルでぎゃあぎゃあ(静かに)言いながら鑑賞した、もう一度言いますが映画嫌いの松潤ファンが書く感想なんで、軽く受け止めてやってくだせぇ。


松潤が言っていた「スピード」感はすごく感じました。だからこそ彼らが最後静かな山を馬で走り抜けるシーンがとても緊張した。はやく安全な城まで行って!とせかしたくなります。それはこの最後に来るまでの野山を駆けずり回るシーンや敵に追いつかれぬようあの手この手を使う切迫したシーンが生きているからだと思います。様々な場面場面で、何の罪もない民が大勢殺されてしまい、それを姫が辛く受け止めている。それがまた、彼らを守るものがたったの自分達のみであり、何か空気一つでも変われば簡単に殺されてしまうだろうことが言葉よりも生々しい感覚で伝わった感じがします。彼らが敵に急接近してしまったり、敵を欺こうと得策を立て真正面からやり取りをしている時に、ものすごい焦りを感じました。バレてもバレなくても、簡単に殺される空気はあたり一面に立ち込めている感じ。あの世界、あの時代独特の嫌な緊張感みたいに私は感じました。だから姫を守るべき六朗太の焦りに満ちた表情から目が話せなかった。すごく緊張しました勝手ながら。お前六朗太に感情移入しすぎだろ、みたいな。

松潤の役どころって年齢的に設定は何歳なんだろう。ものすごーーーく若く感じました。私には15、16歳ぐらいに感じちゃったんですが。泥だらけでお金も明日の宿も何も持っていない。だけど若さだけがしっかり生きる力として宿っているのが、松潤の眼から感じれました。とか偉そうな事書いてますけどね、松潤マジ、ちょう、ほんとーーーーーーにかっこよかったんです。しかも年下の男の子捕まえて「ああ、あの子本当にかっこいい。あの子は将来イイ男になるよ」的な意味で言う感じのかっこよさ。笑ったり怒鳴ったり新八とうひゃうひゃ言い合ったりしている時と、姫さんに少し落とした声で話している時との違いにギャーってなりました。超ちょうかっこよかったんです。

あと出演者の方々皆が花丸で、一から十まで映画に入り込めました。完璧に皆さん役を演じきっていたと思います。本当にとっかかりなく集中できる演技でした。なんか書き方偉そうだなお前。

衣装も雰囲気も時代劇って感じじゃなかったし、本当に最後はいい終わり方したと思います。えーうそーなんて若干思いますが、それでもやっぱりあの長さにしてはスカっと終わったのではないでしょうか。最後のエンディングも最高だしね。歌が最高。なんて偉そうに書いてみた感想でした。


平日朝1番だったので、なんと私含め6人しかいなくってカップル1組意外のおば様おじ様方と一緒にお茶しながら語り合いたいぐらいでした。さすがに映画館ついた瞬間に松潤カラーのスカートで浮き足立って来てしまった事を後悔してたんですが、あの少なさなら「あ、あの子今日松潤カラー・・・」と気付いてくれるアラシック仲間も少ないでしょう。

だけどチケット売り場で前のおば様2人が花男前売り券買って行ったり、なんだかんだで無駄にドキドキした金曜日です。でもやっぱり映画は苦手だぜー。でも見に行ってよかった。楽しかったです。