君に、ありがとうございます。

好きなアイドルについて。

宿題くんに小林涼子ちゃんがゲストで出ればいいのに・・・

魔王を懲りずにみているので感想を書いておくんだよーつって!




Disk4といえばやっぱり、新聞記者の池畑VS成瀬in夜の屋上です。大野さんの照明に浮かび上がるお顔が美・美・美すぎて、今回も降参でした。誰あのイケメンは。

それにしてもこのドラマの何がこう・・・妙に2時間ドラマに見えるかって、芹沢の上司がものすっごい年上だとか、その上司の服装が7,8年前ぽいとか、成瀬先生の車がなんだか妙に古くさいとか、芹沢の服装も2パターンしかないとか・・・そういう些細なところかなぁと思っていたんですが、成瀬さんとしおりちゃんの成り行きを見守る事務所の方々の反応とかそういうのもすっごい面白い反応されてました。にやにやしてるからこっちもにやにやしてしまうわ・・・でもそうして見守られている成瀬さんとしおりちゃんの2人はかわいいね・・・私なんかこの2人の組み合わせ、ビジュアルの組み合わせが妙に大好きらしいです。ヤキモチとか1mmもやかなかったし、それよりも「成瀬お前暗い夜道危ないだろ送っていけよ!」とか「しおりちゃんがふわパーマぽく髪に気を使ってるの気付いてるの領さん?!」とか「誘われた相手が目の前にいるのに眼を泳がせるんじゃない!」とか思いながら見てます。恋をしてどんどん綺麗になっていくしおりちゃんはかわゆい。小林涼子ちゃんの小さな小鼻は本当にかわゆい。でも成瀬さんはやはり若干KYというか、面白い性格をしてらっしゃるわ・・・


成瀬さんがしおりさんを抱きしめちゃったシーンも久しぶりに見たんですが、もうもうもう泣いちゃう成瀬さんがすごい子供みたいに見えてしまってイエス、フォーリンラブです。片手で肩を掴んでいる感じとか、引き寄せるんじゃなくって自分から来る感じとかも最高です。そんでしおりちゃんと一緒にいる成瀬さんは面白いことしたりもするけどかわいいし、何よりしおりちゃんは声がよい。


成瀬と芹沢の絡みはまだまだ「成瀬領=雨野真実」と分かる前のそれだったので成瀬さんの妙なつっつき具合も面白く見れるんですが、ここからぐぐっと芹沢の友人も含め、大きく事がまるごと進んでいく感じ。芹沢が成瀬のことを気付いてからの展開に関しては、人がどんどん巻き込まれていくのと、しおりちゃんや成瀬、そして芹沢、芹沢父という「その当時の関わった人々」そして「今現在のそれぞれの人々」のやり取りも濃くて、でも展開そのものは少し停滞したような感じがしたんだけど、それはこれからまた見返すときにどう感じるかなとそれも楽しみです。(かなりの時期をあけて)見返して見るドラマって魔王が初なんですが、結構面白い。



そして何より、大野智さんは、本当に手が綺麗だ・・・ため息出るぐらいに綺麗。手というか、爪の形が本当に女性的で美しい。つやつやしているし、時々長すぎる?と思うときもあるんだけど、眼に入るたびにうっとりします。あんな美しい手で、指先で、それでこれまた達筆な綺麗な字を書かれるから、もう手フェチにはたまりません。

でも裏ボスに手渡すためのお金を大量に詰め込んだボストンバックの、チャックを閉める黒手袋の小指がやはし若干上がってたり、そんなところも含めツボすぎます大野さん。傘持つ手とか携帯電話を持つ感じも、妙に独特なんだ。小指の位置がいつも面白い。さすが、マイク持った小指が上がる男ですな。


というわけで明日も引き続き休みなので、最後まで見よう。


※最後まで見終わった(03:35)疲れた・・・



はぁ・・・やはり、成瀬さんが雨野真実であること、真中友雄だということを芹沢が認知した後からの2人のやり取りは、見ごたえがある。何より芹沢が視聴者と同じ位置まで来たことで、成瀬さんものびのびと(っておかしいけど)攻撃してくるし、することがおかしくない。今までは、影でくすりと笑ったり通り過ぎた後に睨んでみたり生易しい口調で話しかけたりいきなりバーに現れて同席求めたり、そういうのも成瀬領がちょっと不思議ちゃんに見えたりKYに見えたりしていたんだけど、バレてからのやり取りのほうがまだしらじらしくなくって見ていて気持ちいい。「私はアナタの事が憎い」という事を隠すことなく表情、視線に、口調に乗せてきているし、それを表現していても芹沢が気付かずスルー、というのが今までだったけれど、それをきちんと芹沢も気付き受け止め、両者がぶつかってる感じが面白いです。


2人の初めての対峙シーンも、しっぽを掴んでいた池畑にすら見せなかった、「弟を殺された真中友雄」が芹沢に言葉を発している感じが印象に残る。今まで成瀬領というもので覆われていたその兄の心情を、ごまかすことなく芹沢に、しかし淡々と伝える彼の言葉。「人殺しはあなたであり、真中英雄とその家族の運命をあなたは一瞬にして変えた、今のアナタには大切な人を失う気持ちがよく分かるだろう」芹沢に向けられたその言葉たちは、何にもくるまれていない、本当の彼の本心なのだなぁと思うし、何を根拠にだとか私は成瀬領ですがだとかも言わず、「人殺しはあなたでしょう」と言い放つ彼はとても新鮮。きっと、芹沢直人だけが今、弟を殺された兄に会っているのだと思う。


そこからの成瀬さんはムテキです。葛西の弁護の時も、ものすごい睨みを利かせながら「真実を偽るものは報われることはありません」とか言っちゃうし!ああ面白いな。けれど成瀬が「真実」に対してどうこうしようとしないのは、「真実を偽った」という点に関しての部分があるからだろうなと思うし、成瀬がもしも事件の真相(真実)をもっと早くに知っていたのなら・・・と思うと、最後の展開に対してもやるせなさが募る。


あと何度見ても、芹沢父と成瀬さんの対峙は・・・ひどい!ひどいよほんと!成瀬さんがこう、芹沢父にほいっとひねられて、しかも真実告げられてどうしようもなくなってて、ああ〜・・・となる。だって成瀬がずっとずっと抱えてきた「弟を芹沢直人に殺された」というのが実は真実ではなかった、というのが今さら出てくるんだもん。あとどうでもいいけど芹沢父はどうであれ、真中友雄みたいな人好きそうだよね。野心家、的な。


もっと別の最後があったはずだとは思ってしまう。最初の最初に偽られた真実。芹沢がしたことは許されることではない、けれどそれに対して向き合うことが出来なかったし、向き合ってくれなかった事で兄はこうした人生を歩んでしまったんだな・・・このドラマはそれを、それだけを突き詰めていっているから、どんなに色んなところでありえない気がしても、最後まで見つめてしまう。どうしようもないことだからこそ、人の心と、様々な事柄が積み重なって生まれてしまったこうしたストーリーが悲しい。その中心にいた成瀬と芹沢という2人の人間は、最後には2人ともが何か大きなものに取り囲まれて運命に引きずられてしまったような、互いにどうしようもない形で終わったような気がする。芹沢は成瀬が死ぬことが予想外だったろうし、成瀬は芹沢が死ぬことが予想外だったと思う。それはとってもむしのいい話、けれど、どんなにどうしようもなくっても、あのラストしか考えられないだろうなと思うのはなぜだろう?「魔王」というドラマがとてもとても人気があったのは、主演2人の人気もあるとは思うけど、ただひたすらにこの復讐劇を描いていたからかなぁと、今回見返して思いました。正直「魔王ってどんだけ賞とるんだろ」と思っていた部分があったけど、このやるせない悲しさだとかはものすごい心に残る。最後を見届けた事に関して、妙な気持ちになったりする。だって2人ともが悲しいんだもん。成瀬に対しても大野さん同様「もう病気だろう」と思いながらも泣き顔見ると切なくなるし。


そして成瀬領という役柄は難しいというのは分かるけれど、芹沢直人という役柄も難しかったと思う。並べて書いていくと、芹沢直人という人はとりあえず好きにはなれそうにない人物像なんだよね。イジメをしていたのは事実だし、結局お父さんの言いなりで正当防衛で罪つぐなってないし、あんな重大な過去持ってるのに最初の方「何が目的なんだ?」とかいって自分のあの事件が関係しているかもって疑ってもいないし、カッとなって成瀬殴ったり、直接俺にしろよ!と言いながら「ていうか今さらかよ」っていう妙なタイミングで成瀬に謝ったりするし、しおりちゃんとの距離もすっごーーーい曖昧だし。だけど、そんな芹沢をとりあえず無難にそしてあまりイヤミなく、「なんて都合のいい奴だ」という部分をそれほど浮き彫りにせずに演じきった生田さんは本当にすごいと思います。これは、今回見返して思った部分。そして芹沢は本当に綺麗に泣きますね(笑)涙だけぽろって出てくる。


大野さんのビジュアルに関しては、なんだか山野と会っているとき美人度増してない?みたいな。とくに山野が「英雄につぐないができる・・・」といっている夜の公園での成瀬さん、横顔がハンパない美人ですね。2008年ベストビジュアル大野智に「魔王最終話で公園で山野と会っているときの成瀬さん」をあげているんですが、それに対してはもう揺ぎ無いな・・・と今回も改めて思いました。この時のすっきり髪最強伝説。泣きそうなぐらいにめんこい。あの髪型はないよ・・・反則だよ・・・なんかすかれた軽さ具合がいいです。


というわけで2009年夏の魔王総復讐終わり〜。このドラマ見るの疲れるな・・・