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好きなアイドルについて。

NHKでナビゲーションってそんな。

大野智 初のピン司会 BSプレミアム美術番組「若冲ラクルワールド」


ってことで、昨日みなさんのブログとかで知ってはいたんですが・・・NHKの番組のナビゲーター役ってすごくね?!大野さんのアート関係のことがまた実を結ぶその場所が、NKHであることや、大野さんが以前から興味があるといっていた人物にスポットをあてていることや、1時間半番組×4夜連続であることや、もう情報をしっかりと吸収するたびにある意味ポカンとしてしまう。

大野さんのあの不思議な、とてもおだやかで、落ち着いていて、でもちゃんと温度があって、畳の静かな部屋で寝転がりながら聴いていたいような「あの声」でお話していくのだろうか、と想像すると、なんかこう、無駄にテレビの音質気になるな的な・・・ヘッドフォンで聴きたいんだけど私の持ってるそれがコード短くてテレビとつないで見るともんのすごいテレビとガチ勝負!な距離になってしまうんだよな・・・魔王を見るときにやったらもう成瀬先生と腕相撲できるぐらいの距離になったのでそれ以来してないんだけど・・・って仮申し込みしたひかりTVが届かないのすっかり忘れてた。

以下はJAL機内誌、ニューヨークへ行った大野さんの記事の感想をちょっと。




機内誌はありがたくいただいたもの、送っていただいたものなんだけど(ほんとうにいつもありがとうございます)、アートの話をする大野さんの言葉を改めて読み返すと、大野さんの言葉のまっすぐさに改めて気づいたりする。自分の胸のうちを話す大野さんの言葉はとてもシンプルで、私に分からない単語なんて一切使われていなくって、「え?つまりどういうこと?」とひっかかってしまう部分がなくって、だからこそなんというか・・・個展開催についての大野さんの気持ちは一貫して「ファンの子に見せたかった」という所にあったとおもうけれど、個展会場とか、それにともなって発生した仕事や、繰り返しされたのであろう*1「今後も定期的に個展を開くの?そうでしょう?」という質問などで、大野さんの気持ちが変化していった様はとても自然なことのように思う。個展会場でさえ「もっと小さくやると思ったんだけど」とインタビューで話していた大野さんが、たとえば褒められたりほんとすごいですよね海外でもいつかは?なんて聞かれて、表情を変化させず、どうしていいか分からず困ったように(私には見えてた)佇む姿は、時々なんというか、考えちゃいけない事を考えてしまうようなものだった、私にとっては。

大野さんはニューヨークでの旅で、「一番印象に残っているのは何ですか」と聞かれた質問に、こう答えている。

それがわかんない。全部なんだよね。
アレはイマイチというのもないし、コレだけがスゴイ、でもない。
全部パーフェクトでした。


ニューヨークという場所に私は行ったことないのであんまり分からないんですが、あの大きな場所で大野さんが感じた何か、というのはとってもたくさんいっぱいあるんだろうとは思うけれど、それでもこうして「それがわかんない。」ってまず言ってしまえる大野さんが、やっぱり大野さんだなぁ、と。いろんなことが、全部が刺激的な日だったんだろうなぁとしみじみ。なんだか笑顔になっちゃうぐらいに素直な言葉。


個展のことがきっかけで固まってしまった変な頭を、その個展のことがきっかけでお仕事で出会った奈良さんとの出会いによって、「好きだから描いてるだけ」ということを思い出していったという大野さん。まだまだ消化しきれない何かを受け止めて、ニューヨークの出来事も取り入れた絵をいつかは描きたいと言う大野さん。なんとなくのイメージなんだけれど、頑固な部分はありつつも、初めて聞く・聴く・見るものに対しては、いきなりすっと大野さんの中心に入り込めたりする、そんな素直すぎる感性を持っているんじゃないかなと思っている。不思議な人に見えるけれど、驚くほど普通の感覚を持っているし(それがほんとは普通なんだろうけれど)

今回のお仕事が素敵な結果になることが希望であることはもちろんなんだけれど(=番組として素敵であること)お仕事によって大野さんによい意味での刺激があればいい、と願ってやまない。なーんか私、大野さんのアート関係に関してちょっと敏感すぎるかもしれないと思い始めている(笑)そこまで注目していないのは、出来れば眼をつぶりたい領域だったりするからかも。アート全然わかんないからな・・・しかしほんと、素敵な番組になればいいなと思っています。

*1:実際番組宣伝とかで大野さん→アート、となった時にちょっと聞かれる、と言う場面だけでも2,3度は見たと思う